全国展開の大手有名興信所である原一探偵事務所・札幌支社から情報をいただいて執筆しています。
札幌の夏は瞬間的に暑い日もありますが、基本的には過ごしやすくエアコンがなく扇風機だけで夏を過ごす家庭も多いです。湿度も低くカラッとした暑さで非常に過ごしやすい季節なので、北海道への旅行客が一番増える季節です。
よって、新千歳空港から対象者が乗ってくる便を待ち構えて調査をはじめる事が増えます。
【浮気調査のスタートポイント:新千歳空港】
空港の調査は交通手段の転換点となり、電車、レンタカー、タクシー、バス、または迎えの車等とあらゆる交通手段に対応しなければならない為、難易度が上がる調査となります。
行き先は札幌や小樽のような観光資源に富む町、定山渓のような温泉街、富良野のラベンダー畑、美瑛の農村など多彩です。
【札幌市から手軽に行ける温泉街・定山渓】
なかでも定山渓や小樽は札幌から近いので、調査現場になることも多いです。
定山渓は温泉、宿泊施設があり札幌市民としては近場として都合が良く人目も少ない為、スポットとなっています。
小樽が人気なのは、札幌中心部からでも1時間圏内であり、車や電車でもアクセスしやすく観光地としてもオルゴールやガラス細工等の贈り物が有名なのが理由でしょう。
【定山渓は不倫調査でも度々登場する】
本州から出張と偽って札幌周辺を不倫旅行する人も多くなります。
北海道は電車網が札幌以外ではあまり発達していない為、電車での移動より車での移動の方が効率良く旅行できます。
その為、旅行で来た対象者も空港でレンタカーを借りたり、旅行会社のバスで移動する事が多くなります。
レンタカーは空港から離れた場所に施設があります。バスで送迎されてからレンタカー屋で、何のレンタカーに乗車するかを確認し、更に追尾をするので、これも我々の様に相応の技術力が無ければ成功は難しいです。
長期の旅行者は新千歳空港から札幌を観光し、翌日からレンタカー等で地方に足を運ぶ事も少なくありません。予期せぬ出張や移動手段になっても当社の調査員は常に準備が出来ている為問題ありません。
また、夏場の移動手段にはバイクも加わります。当探偵社も夏場はバイクの用意をします。
夏は「よさこいソーラン祭」や白老町で行われている食材を生かした「牛肉まつり」、北海道神宮を舞台とした「さっぽろ祭り」等の数えきれないほどのイベントが目白押しで、見物に行く不倫カップルを追うことも多い。
こういう場面では、雑踏の中で決して失尾しない徒歩尾行スキルの高さも求められます。
道内各所で「ビアガーデン」が始まり、海開きされ「海水浴」も可能になり、キャンプ場等もにぎわいます。
これらのイベント等を目的に来る対象者も夏になるとよく見る事となります。
【6月初旬のよさこいソーラン祭り】
【ソーラン見物のカップルを追うことも多い】
道内の人は長い冬が終わり開放的な季節となります。車も快適に走れる様になる為、この季節はスピードを出す人が多くなります。
帯広などの花火大会も有名で、泊りがけで行く人も多いです。
都市間を結ぶ国道が一本道な為、イベント時は渋滞となる場合があります。
札幌でも豊平川で花火大会が行われます。
札幌市最大の花火大会「道新・UHB花火大会」は夏になると調査では定番で登場するイベント。
調査対象者が浮気相手と会場近くにある花火を観る事が出来るラブホテルに入るケースは本当に多いです。
北海道ではめったに渋滞が起きませんので実績が低い探偵業者さんでは渋滞すると失尾してしまう危険があるので注意です。
【札幌市最大の「道新・UHB花火大会」】
夏の海水浴も行われますが、海水温が低いので寒いです。海で泳ぐのがメインというよりは、砂浜でバーベキューをしたりします。
海での撮影はより気を遣わなければなりません。盗撮を警戒されてしまうからです。我々は周囲に溶け込み、カモフラージュした機材で撮影します。
【男性は大人もクワガタが好き】
北海道は自然が豊かです。
自然と戯れるカップルを追うことも多くて、本州の都心部の調査などとは全く趣が違います。
例えば、クワガタムシを捕まえて喜んでいる対象者を撮影することが年に1度くらいは必ずあります。
その反面、他の地域では必要のない自然への注意も必要になります。
その筆頭がヒグマです。
【熊に遭遇すれば死の危険】
夏になると熊が札幌市内でも見かけられるようになります。
北海道民は他の他府県と比べて熊の生態に関しては認識が深いです。
ホームセンター等では熊除けのスプレーやベル等も常時並んでいます。
調査員も峠道や遠方の調査の時は遭遇に注意しています。
高速道路では短い間隔で必ず動物注意看板が設置されています。
狸やキツネやリスなどのサイズの動物であればもしもの事態が起きても何とかなりますが鹿や熊が突然現れ衝突してしまった時には生死に関わるので要注意です。
【北海道の短い夏が終わる】
さて、北海道で「夏」と呼べる期間は本当に短く、2か月程しかありません。
梅雨がないのが本州との違いで、初夏の6月辺りは春と夏が交互に来るような季節であり、前日との気温差が10度以上になる事もしばしばあるので、この時期に旅行で来る対象者は寒そうな服装をしているのをよく目にします。
羽織るものがなくても大丈夫なのは7月と8月だけで、この時期は気持ちが開放的になる為か、浮気調査が増える傾向にある気がします。
それでも夜になると気温は低下し、湿度も低いため、ひんやりした風が気持ちいいのが北海道の夏の良さです。
短い夏が終わると季節はあっという間に秋に移行します。