北海道の家出人捜索事情

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【原一探偵事務所・K部長】

調査実務に差支えるので顔はモザイクがかけてあります。
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北海道の第一線で活躍した一流の探偵に、同地での家出人捜索事情についてインタビューする機会を得たので、お届けします。

取材対象は、原一探偵事務所の札幌支社を立ち上げに関わり、約8年にわたって道内随一の興信所に育て上げた探偵K氏。

K氏は現在は埼玉の本社に勤務されており、取材は2016年5月19日に行いました。

浮気調査は、本土と道内では、日本と外国ほど違います。

尾行の環境が全く異なるからです。

それに比べて家出人・行方不明人捜索は、そこまでの違いはありませんが、やはり道内の家出人が取りやすい行動傾向というものはあります。

実務経験の中から得られた貴重な情報をご紹介しましょう。

自殺願望のない家出人の場合

・自殺願望のない人の場合は、札幌すすきの周辺で見つかることが多い。東京など本土に行くケースは稀。

・東京の場合、家出人が向かう先は第一候補が上野・秋葉原、第二候補が池袋・新宿であり、以上の2地域には大変な数のマンガ喫茶、ネットカフェがある。

・それに比べれば、すすきののネットカフェは格段に少なく、ローラー調査はかけやすい。

・とはいえ、店は客のプライバシーを守ることを優先するので、素人が聞き込みに行っても、発見はなかなか難しい。

・プロ探偵にとっても、「頻繁に同じ人が探しにくる」という怪しい事態になりやすいので、捜索先が多い場合とは別の苦労がある。

・車での家出に対しては、道の駅などを重点捜索する。同じ場所を昼・夜、何度も探すことが大切。

自殺願望がある家出人の場合

・自殺願望がある場合は、ゆかりのある場所を訪ねた後、近くの森やパーキングへ向かう。

・冬期の場合、泥酔して外で寝るだけで簡単に死ねる。雪解けで死体が出る話は多い。

・その場合に備え、すすきのに捜索に動く時も、大学や住んでいたことのある場所など、ルーツは押さえておく必要がある。

・自殺の危険があるかどうかは、家出した事情のヒアリングや家出人が残した物などから判断する。

・捜索の方向性の判断力も、捜索の実務経験に裏付けられたプロ探偵のノウハウである。

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