夏の北海道の探偵調査2

「夏の北海道の探偵調査」のページを作った翌年、原一探偵事務所札幌拠点の探偵自身が夏の調査事情について寄稿してくれたので、紹介します。

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気温は本州並みに高い

本州の方には、北海道は比較的涼しく夏も過ごしやすい避暑地と思われる事が多いですが、実は近年の北海道は本州並みに気温が上昇することもしばしばあります。

 今年の5月26日に佐呂間町では5月下旬にも関わらず39.5度を記録する等、本州の真夏にも肩を並べる暑さとなっています。(※同日の東京都の気温は31度)

 一昔前まで、北海道の探偵は基本的に車での張り込みをする際に、夏はエアコンが必要なかった為エンジンを切り、冬は凍死してしまう為暖房をかけて暖を取るのがセオリーでしたが、近年の北海道では気温の上昇が著しい為、夏もエアコンをかけ冷やさなければ熱中症で倒れてしまう暑さなので、エンジンを適度にかけながら張り込みをしています。

北海道はカラッとしている

例えば東京と北海道の夏季の平均湿度を比較してみると10%程の差があります。たかが10%と思う数字ですが、湿度が10%上がると体感温度が5度上がると言われています。その点では気温が同じでも東京より北海道の方が涼しく感じる事もあるかもしれません。

 それと関係があるかは不明ですが、北海道の夏の夜は過ごしやすい気候になります。半袖で出歩いて涼しさを感じる程度の気温になるので日中に出歩いていた服装と、ホテルに戻り夜に飲みに出かける時の服装が違う事がある為、張り込みで調査対象者を見逃す事を注意しています。

蝦夷梅雨(エゾツユ)

北海道には梅雨がないと思われがちですが、雨や曇りの日が続いたり少し晴れてもすぐに雨が降りだす天気が二週間程度続く事があります。これを近年では蝦夷梅雨と称しています。

 探偵にとって雨は天敵であり、調査車両の窓には常に様々な撥水剤を塗り調査に支障が及ばないように努めています。

【撥水コーティング剤】

冬にもマケズ

北海道の冬は雪を解かす為の融雪剤が道路に散布される為、こまめな洗車が必要不可欠になりますが、北海道の夏にも冬にも負けず劣らず洗車をしなければいけない理由があるのです。

 レジャー大国北海道の夏と言えば海が一番に出てきます。北海道の探偵は夏になると浮気調査で尾行していたら海にたどり着いていたなんて事が多々あります。車に潮風や波しぶき、潮の含んだ砂埃等が付着し、車のボディや下回りのパーツが錆びる原因になる事もある為、海に近寄った日には必ず洗車します。

【海沿いの道を行くことは多い】

 更に北海道民は長期休暇になると道内旅行(不倫)する事が増えていきます。北海道の高速道路は山や森等の大自然の中に造られている為、時速80kmを超えてくると虫が大量に当たり、窓やフロントボディ、サイドミラーが汚れてしまいます。探偵は窓が汚れていると綺麗な写真が撮れない為、虫が付いたら即洗車をします。これらの理由から北海道の探偵は夏にも洗車を欠かしません。

【虫の死骸による車体の汚れ】

気温差

北海道の夏は前述した通り暑いのですが、ショッピングモールや大型商業施設等の屋内は冷房が稼働しており、薄着だと寒く感じる程です。その為、我々探偵は夏になると軽く羽織れる上着等を常に車に積んでいます。どこにたどり着くか分からない為、事前準備が非常に重要になります。

【夏の道民の服装】

 また、道東の釧路市では7月や8月の真夏でも、平均気温が22度前後であり、真夏日になる事も滅多にありません。夜になると15度位まで下がる為、服装が札幌等とは変わってきます。釧路市内でも昼夜で服装が変わる事もある為、調査をする上で注意を払う点の一つです。

熊出没注意

北海道は熊の出没率が全国でも上位であり、本州で発見される「ツキノワグマ」よりも大きい「ヒグマ」という種類の熊がよく出没します。看板がたくさんある場所で張り込む事もある為、熊の出没も気にしなければいけないのです。峠道の休憩用のパーキングでも安心して休めません。夜に車を離れ写真を撮りに行くのも熊の出没地域では躊躇することもあります。

【熊出没注意の告知板】

 田舎の調査だと人より牛の方が多い為、夜に黒い動物が歩いていて熊かと思って逃げたが、よく見ると牛だった。ということもあります。

夏は山菜・きのこ採り

北海道では毎年、雪が解け春~夏になると、山菜を採りに行った人が行方不明になる事件をニュース番組でよく見かけるようになります。高齢の方が調査対象者の場合は山に山菜採りに出かける事もあり、この場合でも熊との遭遇に注意しなければなりません。探偵は熊に遭遇しても対処出来るように熊除けのベルやスプレー等を準備しています。

【熊よけのベル】
【熊撃退スプレー】

北海道の旅行シーズンは夏

夏になると夏休み等の長期休暇を利用して本州から北海道に旅行や帰省をする人が増えます。レンタカーや電車で遠出をする事がほとんどで、昨今では様々な形態のレンタカーが増えている為、調査対象者はどこに向かっているか、何日間の調査になるかわからないまま尾行しなければいけません。本州から来る調査対象者の場合は何泊か出来る準備も必要となる可能性もある為、数泊分の出張可能な準備を怠りません。

【調査車両内にお泊りセット常備】

溶け込む車の色

北海道の田舎では電柱の無い道や住宅街がよくあり、夜になると真っ暗な世界が広がります。このような場所では黒い車が溶け込みやすい為、使用頻度が高まります。逆に冬になると雪で真っ白な景色になるので、白い車の使用頻度が上がります。

【黒い車・白い車を季節で使い分け】

 当社ではできる限り対象者に気づかれない工夫をし、調査成功を導きます。

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